あなたがこれから新たな生活を歩むために自宅を売却を考えているとき、
“インスペクション”
という言葉に出会うことでしょう。
これはなんとなく怖いもののように感じるかもしれませんが、
実はこれがあなたの自宅売却を大いに助けるカギとなるのです。
なぜなら、
インスペクションを行うことで、
自宅の状態を正確に把握し、
売却価格を適正に設定することができます。
また、
事前に修繕が必要な箇所を知ることで、
購入者への説明責任もクリアになり、
スムーズな売買契約を進めることができます。
この記事では、
そのインスペクションの進め方とそのメリットについて解説します。
これを読むことで、
あなたの不動産売却の成功と、
新しい生活への一歩を確実に進めることができるでしょう。
- インスペクションとは
- インスペクションが重要視される背景
- インスペクションを行うメリット
- イシトチ不動産の取組み
- FAQ
- まとめ
このコラムを書いているイシトチ不動産の小川は1000件以上の無料コンサル（相談業務）、多数の不動産取引に関わり、売主の代理人として不動産会社との交渉も行った実績もあります。それらの経験をもとに説明します。
株式会社イシトチ不動産は石川県の金沢市、野々市市、白山市を中心に不動産や相続の相談を通してファイナンシャル設計とお客様のリスタートを全力でサポートしている不動産会社です。
私たちの目指すところは、ただ単に不動産を売る、買うだけでなく、お客様の全体的なライフプランに対するファイナンシャルプランの提供です。その一環として、不動産の売買に関するお手伝いをさせていただいています。
インスペクションとは
「インスペクション」という言葉、初めて聞く方もいるかもしれませんね。
このインスペクションとは、英語で検査や調査を意味します。
しかし、不動産業界で使われる際には、
特に「ホームインスペクション」、つまり家や建物の診断を指す言葉となります。
不動産のインスペクションでは、具体的には建物の構造や設備、状態を詳細にチェックします。
その目的は何かと言えば、建物の安全性や快適性、そして売買における価値を正確に評価するためです。
そして、このような重要な役割を果たすインスペクションを実施するのは、「既存住宅状況調査技術者」という資格を持つ専門家、すなわち建築士です。
彼らは、建物の構造や設備について深い知識と経験を持ち、隅々までチェックすることで、あなたの大切な家の価値を正確に評価します。
インスペクションが重要視される背景
不動産市場の動向を掴むためには、
全体の人口動態を理解することが重要です。
2015年以降、
日本の人口は減少傾向にあることが明らかになりました。
一方で、
人口減少とは対照的に、中古戸建ての取引数は増加傾向にあります。
この増加傾向は、
住まいのライフスタイルの多様化や、
リーズナブルな価格帯が求められる中での中古物件へのニーズ増大など、様々な要因によるものと考えられます。
それに伴い、リフォーム業界も活性化し、中古戸建てに新たな価値を見出す動きが見られています。
このような市場環境を受け、
国土交通省は住宅政策の一環として、
中古戸建ての売買やリフォーム業界のさらなる活性化を推進する政策を打ち出しました。
その目的の一つが、
中古戸建ての購入や販売における不安やリスクを軽減し、
それらが市場活性化の足かせとなることを防ぐことです。
このために取り組んでいる具体的な政策の一つが、
「インスペクションの認知向上」です。
これは、
物件の安全性や品質を客観的に評価し、
それを明示することで、
売主と買主双方の信頼関係を構築し、
円滑な売買を促進するためのものです。
こうした背景から、
ホームインスペクションは不動産売買の現場でますます重要性を増しています。
売主と買主双方が安心して取引を進めるために、
ホームインスペクションの役割とその重要性を理解し、
適切に活用していくことが求められています。
インスペクションを行うメリット
インスペクションを行う事で家を検査し、
ダメージ箇所を事前に把握する事ができます。買主だけでなく、売主についてもメリットがあるため解説します。
買主の場合
中古戸建てを購入する際に不安を感じる人の多くは、
経年劣化による耐久性や耐震性の有無です。
また、
購入後にどれだけの修繕が必要になるのかが分からなければ資金面の不安もあります。
インスペクションを行うことで修繕する必要があるのかないのかがハッキリさせることができ、
購入前の不安を払拭させる事ができます。
売主の場合
不動産売買を行う際、
売主には契約不適合責任があります。
契約不適合とは、
買主が本来の目的を達成できない事を指しており、
売主が修繕もしくは減額などの責任を負う事を契約不適合責任と呼びます。
インスペクションをする事で事前に買主へ家の状態を伝える事ができますので、
あらかじめ把握した状態で契約となります。
この場合は、
買主が把握し承諾した箇所については契約不適合責任から除外されるため、
売主は大きな責任負担を免れる事に繋がります。
このように、買主だけではなく売主も安心できるのがホームインスペクションです。
イシトチ不動産の取組み
私たち、株式会社イシトチ不動産では、
皆様に対して最も適切で有益な不動産売買のサポートを提供するため、
インスペクションの重要性を強く認識しています。
また、
お客様が安心して不動産取引を行えるよう、
不動産売却の全体的なサービス提供を心掛けています。
インスペクションだけでなく、
お客様一人ひとりのライフプランに合わせたファイナンシャルプランの提案も大切にしています。
不動産取引は大きな金額が動くことから、
お客様のライフプラン全体に影響を与えます。
だからこそ、
イシトチ不動産では、
インスペクションの提案と同時に、
お客様一人ひとりのライフプランや金融状況に合わせたファイナンシャルプランの提案も行っています。
これにより、
お客様は長期的な視点で不動産取引を考えることができます。
これらの取り組みを通じて、
イシトチ不動産はお客様が安心できるパートナーとなることを目指しています。
ご自宅の売却をご検討されている方は、ぜひ当社のサービスをご利用ください。
FAQ
- インスペクションはどのような時に必要ですか？
-
中古の物件を購入する際や、自分の所有する物件を売却する際に、その状態を正確に把握するためにインスペクションが必要となります。また、長期的に物件を維持するための計画を立てる際にも有用です。
- インスペクションの費用はどれくらいですか？
-
インスペクションの費用は、物件の規模、築年数、調査の範囲などによって異なります。一般的には数万円から十数万円程度が目安となります。
- インスペクションの結果が悪かった場合、どのような措置を取るべきですか？
-
インスペクションの結果が悪い場合でも必ずしも物件を売却しない、購入しないとは限りません。結果によっては、価格の交渉や修理の要求が可能です。
- インスペクションはどのくらいの時間が必要ですか？
-
インスペクションにかかる時間は物件の規模や状態によりますが、一般的には数時間から一日程度が目安です。
まとめ
この記事では、
不動産取引における重要なステップである「インスペクション」について解説しました。
なぜそれが重要なのか、
そして具体的なメリットについて、
買主と売主の視点から説明しました。
不動産インスペクションは、
不明確な要素や潜在的なリスクを明らかにし、
売主買主双方が信頼できる取引を進めるための基盤を作ります。
買主にとっては物件の現状を把握し、
将来的な修繕費用を予測する上で役立ちます。
一方、
売主にとっては契約不適合責任を防ぐことができます。
最後に、この記事を読んでくださった皆様へ。
貴重な時間を割いて頂き、誠にありがとうございました。何かご不明な点やご質問がございましたら、下記の入力フォームから、いつでもお気軽にお問い合わせください。
私たちは無料相談サービスを提供しており、専門的な知識を持つスタッフが一人一人の状況に合わせたアドバイスを行います。
また、最新のAI技術を活用して、より高精度な売却価格の査定や市場動向の分析も可能です。
イシトチ不動産はお客様の大切な資産である不動産の売却を全力でサポートします。不動産売却の際には、ぜひイシトチ不動産のサービスをご利用ください。
