不動産価格は今どうなっている?「いま」を知るための最新データ(2025年7月公表)

「いま家を売るのは得なのか?」その判断に“根拠”はありますか?

「周りの人もまだ動いてないし、急がなくてもいいかも…」

「業者に聞くのはちょっと気が重いし、兄に任せておけば…」

そんなふうに、なんとなく先延ばしにしていませんか?

でも実は、不動産の売却タイミングには“見えない波”があり、気づかないうちに損をしてしまうこともあるのです。

たとえば、2025年の「不動産価格指数」では、地域によって大きな変動が起きており、1か月違うだけで数十万円以上の差が出るケースもあります。

「もう少し早く動いていれば…」

そんな後悔は、実家という大切な場所だからこそ、避けたいはずです。

この記事では、国土交通省が公表した「不動産価格指数」の最新データをもとに、全国と北陸地方の不動産価格の動きをわかりやすく解説します。

この記事は以下のような人におすすめ!

  • 相続した実家の売却を検討しており、「いま売るべきか」を冷静に判断したい方
  • 不動産価格が最近どう変化しているのか、客観的な指標で確認したい方
  • 実家のある地域(特に北陸)の不動産市場が今どうなっているか気になっている方
  • 売却のタイミングを見極めたいけれど、何を参考にすればいいのか分からない方
  • 将来のために、不動産市場の動向や価格の変動理由を基礎から理解しておきたい方
  • 「価格が下がってからでは遅いかも…」と不安になり、事前に情報を集めておきたい方
  • 専門的なニュースではなく、実際の売却に役立つ視点で価格情報を知りたい方

この記事を読むメリット

  • 不動産価格の「今」の動向を把握できるため売り時や保有判断の材料になる
  • 全国と北陸地方の価格変動を比較でき自分の地域の相場感を具体的に理解できる
  • 感覚や噂に流されず、客観的なデータ(不動産価格指数)を基に判断できる
  • マンション・戸建・土地など所有物件に合わせた戦略が立てられる。
  • 価格変動の背景にある要因(災害・経済・地域特性など)を知る視点が身につく
  • 「もっと早く売ればよかった…」などの売却判断で後悔しないための視点が得られる
  • 信頼できる情報源(国交省データ)に基づいた記事なので安心できる

今の市場を知ることで、「動くべきか、まだ待つべきか」を安心して判断できるようになりますのでご参考にして頂ければ幸いです。

最新のデータをご覧になりたい方へ

こちらの記事は過去の取引データをもとに執筆されたものです。
最新の【不動産価格指数】や【中部レインズの取引動向】をご覧になりたい方は、以下のリンクからどうぞ。

目次

不動産価格はなぜ変動するのか?

不動産価格はなぜ変動するのか?

不動産の価格は、日々のニュースや経済状況に左右されながら常に変動しています。

なぜ「同じ物件」でも時期や地域によって価格が異なるのでしょうか? 

その背景には、いくつかの重要な要素が影響しています。

需給バランスによる価格変動

もっとも基本的な要因は「需給バランス」です。

買いたい人が多く売り物件が少なければ価格は上がり、反対に買い手が少なく売り物件が多いと価格は下がります。

特に人気エリアや新駅の開発などがある地域では、この需給の変化が大きく反映されやすくなります。

金利の影響

不動産購入ではローンを組む方が多く金利の上下は購入希望者の動きに直結します。

低金利のときは借入コストが下がるため需要が高まり、価格も上昇傾向に。

逆に金利が上がると月々の支払いが増え、購入を控える人が増えて価格が落ち着く傾向があります。

人口動向がもたらす変化

エリアの人口動向も重要です。

人口が増加している地域では住宅需要が高まるため、価格も上昇しやすくなります。

一方で、少子高齢化や転出超過が続く地域では、空き家が増え、価格の下落リスクが高まります。石川県でも一部の地域では顕著な傾向が見られます。

災害リスクと価格の関係

さらに、近年は自然災害が価格に与える影響も無視できません。

地震・水害などの被害を受けたエリアでは一時的に不動産の流通が停滞し、価格も下がるケースがあります。

一方で、安全性が見直される地域や耐震性能の高い物件には注目が集まることもあります。

このように、不動産価格の変動には複数の要因が絡んでおり、常に「最新の動き」を把握しておくことが重要です。

株式会社イシトチ不動産では、石川県の不動産売却を検討されている方向けに、毎月の価格推移データをわかりやすくまとめています。

「相場が上がっているのか、下がっているのか、よく分からない…」  

そんな方でも、今の市場傾向がつかめるように、成約件数や価格の変化を図表とコメントで解説しています。

売るかどうかの判断に焦る必要はありません。  まずは、「今の状況を知ること」から始めてください。

不動産価格指数とは?

不動産価格指数とは?

国土交通省は、全国で毎年約30万件以上の実際の不動産取引データをもとに、マンションや戸建て住宅、土地などの価格の動きを「指数」として毎月発表しています。

この指標を見ることで、

「最近はどれくらい値上がりしているのか」
「エリア別に、どんな変動があるのか」

といったことが、客観的にわかります。また、取引件数や面積も同時に公表されており、市場の“熱量”を読み取るヒントにもなります。

参考:国土交通省のホームページ「不動産価格指数」https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/content/001903361.pdf(2025年7月31日)

全国の不動産価格指数

不動産価格は、私たちの日常や資産形成にどのような影響を与えるのでしょうか?

日本各地で不動産の価値はさまざまに変動し、その背景には経済状況や地域の発展など、複雑な要因が絡み合っています。

不動産価格指数は、こうした市場の変動を数値化し、私たちが不動産の価値やトレンドを客観的に理解するための一つの指標です。

ここでは、マンション(区分所有)と戸建住宅、住宅地の前期比と前年比をお伝えします。

マンション(区分所有)〈2025年4月:213.2〉 

  • 前月比:▲1.56%
  • 前年比:+6.97%

戸建住宅〈2025年3月:118.5〉 

  • 前月比:▲5.54%
  • 前年比:+1.19%

住宅地〈2025年3月:117.2〉 

  • 前月比:▲0.76%
  • 前年比:+0.77%

※2025年7月31日公表時点の「不動産価格指数」で計算しています。

解説

今回、国土交通省より2025年7月31日に発表された不動産価格指数(住宅)によると、全国平均における価格の下落が目立ちました。

  • 住宅総合(季節調整値):前月比▲3.2%(142.1)
  • マンション(区分所有):前月比▲1.6%(213.2)
  • 戸建住宅:前月比▲5.5%(118.5)
  • 住宅地:前月比▲1.2%(117.2)

前月比で見れば、すべてのカテゴリでマイナスとなり、特に戸建住宅は5.5%と大きな下落幅を記録しました。

このような下落の背景には、以下の要因が考えられます

  • 年初にかけての価格高騰の反動(3月までの指数は全体的に上昇傾向)
  • 住宅ローン金利の上昇による購買意欲の鈍化

ただし、前年比ではすべての住宅種別でプラスを維持しており、以下の通りです

  • マンション(区分所有):前年比+6.97%
  • 戸建住宅:前年比+1.19%
  • 住宅地:前年比+0.77%

つまり、「価格は一時的に落ち着いているが、中長期では上昇基調を保っている」という、売却判断が難しい局面にあるとも言えます。

このタイミングで売却する場合は、価格設定などのテクニックを使いながら高く売ることを目指す手法を当社ではアドバイスしています。

北陸地方の不動産価格指数 

北陸の不動産価値がどのように変わっているのか?

不動産価格指数は、全国平均だけでなく、地域ごとに発表されています。

こちらでは、北陸地方のマンション(区分所有)や戸建住宅、住宅地がどのような動きを見せているのかをご報告致します。

北陸地方は、穏やかな自然環境や歴史ある街並みなど独自の魅力があり、その土地の特性が不動産市場にも反映されています。

マンション(区分所有)〈2025年4月:194.5

  • 前月比:▲9.48%
  • 前年比:+5.82%

戸建住宅〈2025年3月:126.2〉 

  • 前月比:+2.23%
  • 前年比:+1.04%

住宅地〈2025年3月:139.5〉  

  • 前月比:+15.50%
  • 前年比:+32.10%

※サンプル数が少ないため参考値

※2025年7月31日公表時点の「不動産価格指数」で計算しています。

解説 

今回の指数では、特に住宅地における前月比+15.50%、前年比+32.10%という大幅な上昇が目を引きます。これは全国平均を大きく上回る動きであり、北陸エリアにおける土地需要の急増を示唆しています。

その背景には、以下のような要因が考えられます

  • 能登地震の影響からの回復と住宅の再建・建替需要の高まり
  • 富山市・金沢市・福井市などの比較的安全性の高い地域に再評価の流れ

住宅地の指数上昇率(前年比+32.10%)は全国でも突出しており、今後は、継続的な上昇傾向なのか、もしくは一次的なものなのかにも注意が必要です 。

一方、マンション価格(区分所有)については前月比▲9.48%と急落しており、これにはサンプル数の少なさも影響していますが、中心部以外での取引減少や、高額物件の一時的な成約減が反映された可能性もあります。

今後の注目ポイント

  • 地震復興エリアにおける公的支援と建築需要の動向
  • 資材高騰や人手不足が、土地価格や住宅価格にどう波及するか

北陸地方の価格動向は、全国のトレンドとは一線を画す動きを見せており、今後の不動産戦略を考えるうえでも見逃せないエリアとなっています。

〈不動産価格指数(住宅)(令和7年4月分・季節調整値)〉

※2010年平均=100

出典:国土交通省ホームページ「不動産価格指数」(公表日:令和7年7月31日、対象期間:令 和7年3月・令 和6年 第1四半期分の公表資料https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/content/001903361.pdf)

売却判断で失敗しないポイント

売却判断で失敗しないポイント

不動産の売却は、人生の中でも大きな決断のひとつ。

特に「相続した実家」や「空き家になった家」を売る場合は、感情面や家族の意見も絡むため、判断を誤ると後悔につながりかねません。ここでは、売却判断で失敗しないための重要なポイントを解説します。

市場のタイミングを見極める

価格が高いタイミングで売りたいと思うのは当然ですが、常に上昇し続ける市場はありません。むしろ、価格のピークが過ぎていたり、周辺の成約事例とズレた価格設定をしてしまうと、「売れ残り」というリスクが高まります。
中部レインズのような市場データをもとに、客観的に今の状況を把握することが成功の第一歩です。

感情ではなく事実で判断する

「思い出が詰まっているから高く売りたい」「まだ使えるから急がない」という感情は誰にでもあるものですが、買主は冷静に立地や価格、条件で判断しています。


今の家の価値” を客観的に見つめ直し、事実ベースで判断する姿勢が重要です。

売却後のライフプランまで視野に入れる

売却はゴールではなく、あくまで新しい生活や家族の未来につなげるための手段です。売却資金を老後資金に回すのか、次の住まいに充てるのか。将来の相続や税金まで含めた“トータルでのプランニング”が、後悔しない判断につながります。

専門家に早めに相談する

自己判断だけで動き出すと、「もっと早く相談しておけばよかった」と後悔するケースも少なくありません。

私たちイシトチ不動産では、不動産売却だけでなく、相続・税金・将来設計も含めたトータルサポートを行っています。気になることがあれば、まずはお気軽にご相談ください。

>相談予約はこちらから

まずは「相談」ではなく、「整理」から始めてみませんか?

「相談」と聞くと、まだ決めていないのに…と少し身構えてしまうかもしれません。

でも、いきなり誰かに話すのではなく、まずは“自分の気持ちと状況を整理する”という選択もあります。

イシトチ不動産では、

  • 実家の名義や固定資産税の確認
  • 兄弟との方針共有
  • 管理リスクや空き家の将来リスク
  • 売却・保有・賃貸それぞれの判断基準

などを、やさしく整理できるチェックリスト付きの資料をご用意しています。

実家のことを「まだ動けていない」と感じている方でも、この資料を読むだけで、“いま自分が何を知るべきか”“どこまで準備ができているか”が自然と見えてきます。

売る・売らないは、そのあとで大丈夫です。

まずはご自宅で、安心してゆっくり情報整理をしてみませんか?


最初の一歩」として、ぜひお役立てください。

まとめ

いかがだったでしょうか?

この記事では、不動産価格指数のデータを基に、2025年4月のマンション(区分所有)、戸建住宅、住宅地の不動産価格指数を全国と北陸地方について前月比と前年比で解説しました。

今の市場を知ることで、「動くべきか、まだ待つべきか」を安心して判断できるようになります。

当社の強み

他県在住、遠方からでも安心して任せられる仕組みと気配りが私たちの強みです。

はじめまして、イシトチ不動産の小川です。

ここ数年、「実家を相続したものの、どうしていいか分からない」そんなご相談が増えています。

ご両親の死後、空き家となった家。思い出があるからこそ手放せず、でも管理や税金に不安がつのる。不動産会社にいきなり相談するのも怖い、その気持ち、本当によくわかります。

なぜなら、私自身も父が亡くなり実家を売却した経験があるからです。

その経験を活かしつつ、みなさんの「小さな一歩」をサポートできたらと思っています。

株式会社イシトチ不動産 小川

資格:宅地建物取引士/ファイナンシャルプランナー(AFP)/賃貸不動産経営管理士/競売不動産取扱主任者/相続手続カウンセラー/相続財産再鑑定士

対応エリア:金沢市、野々市市、白山市に不動産がある方 ※上記以外の方は別途お問合せ下さい。

株式会社イシトチ不動産

所在地 石川県白山市石同新町170番地

代表者 小川 誠

免許番号 石川県知事免許(2)第4312号

所属団体名 (公社)全日本不動産協会

保証協会 (公社)不動産保証協会

公正取引協議会 不動産公正取引協議会

▼お客様との約束10カ条

1.身内を大切にする心を仕事に活かす。
2.全てのお客様に誠実に対応する。
3.正しい情報を伝える。
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5.信頼関係を深める。
6.無理な資金計画を押し付けない。
7.嘘はつかない。
8.謙虚な気持ちで仕事をする。
9.気遣いや役立ちたいと思う。
10.お客様の幸せを願う。

もともと親族や知人の不動産や相続の相談を受けることが始まりで、「相談して良かった」と喜ばれるうちに、もっと多くの方に安心を届けたいと考え、事業として本格的にスタートしました。

身内や知人を大事にするように、お客様一人ひとりの状況を整理しながら不動産から相続相談まで、全ての手続きを丁寧にサポートするよう心がけて仕事をしています。

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追記

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絶望のサイクルに陥らないために、

  • 実家を相続したら最初にやるべきことチェックリスト
  • “売る・貸す・残す” 判断基準チェック表
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上記資料を無料提供しています。「最初の一歩」として、ぜひお役立てください。

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