媒介契約について

いよいよ不動産売却を進めると決めたら、次に必要なのが「媒介契約」です。媒介契約とは、不動産会社に売却を依頼する際に結ぶ大切な契約です。この契約を通じて、売却価格の設定や販売活動の内容を決め、不動産会社と二人三脚で売却活動を進めていきます。

媒介契約の種類

媒介契約には3つあります。それぞれの特徴を表にまとめました。

媒介契約の種類

それぞれの契約形態にはメリットとデメリットがあり、売却の目的や状況に応じて最適なものを選ぶことが大切です。

一般媒介契約

複数の不動産会社に依頼し、広く情報を発信したい方に向いています。ただし、業者間での情報共有が不十分になり、結果的に売却が非効率になることもあるため注意が必要です。

専任媒介契約

不動産会社に任せつつ、自分でも買主を探したい場合に適しています。専属専任媒介契約よりも自由度が高い反面、サポート体制は会社によって差が出る可能性があります。

専属専任媒介契約

手厚いサポートや金銭的な事情などがある方におすすめです。ただし、他の契約に比べ制約が高いため、不動産売却に対して余程の事情がない限りお勧めしません。

その他の手続き

不動産売却を進めるうえで、媒介契約の締結後にはいくつかの手続きがあります。これらの手続きを事前に知っておくことは重要です。それぞれの内容を詳しく見ていきましょう。

物件状況報告書

物件状況報告書とは、売却する不動産の状態や特記事項を記録した書類です。この書類には、建物の修繕履歴、雨漏りやシロアリの有無、給排水設備の状態などを詳しく記入します。買主はこの報告書を基に物件の状況を判断するため、正確に記載することが求められます。

報告書が充実していれば、買主に信頼感を与え、交渉がスムーズに進む可能性が高まります。

設備表の記入

設備表では、物件に付随する設備の状態や譲渡の可否を明確にします。例えば、エアコン、照明器具、給湯器などが対象となります。設備が故障している場合や取り外す予定のものがあれば、その旨をしっかりと記載しましょう。

記入漏れや誤りがあると、契約後のトラブルに発展する可能性があるため、慎重に対応することが重要です。

レインズの登録

媒介契約を結ぶと、不動産会社は物件情報を「レインズ(REINS)」に登録します。レインズとは、不動産業者間で物件情報を共有するためのデータベースで、多くの業者に売却物件を紹介できる仕組みです。

特に、専任媒介契約や専属専任媒介契約では、媒介契約後に登録しないといけない日数が義務付けられています。この登録を通じて、多くの購入希望者に物件情報を届けられるため、売却の成功率を高める重要な手続きです。

不動産売却を考え始めたら、まずは相談することが成功への第一歩です。

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