「そろそろ売ったほうがいいかも…」と思いながら、数年経っていませんか？
固定資産税や管理の手間を感じつつも、「今売るのが正解なのか」「価格は上がるのか下がるのか」そんな不安から、なかなか一歩を踏み出せない方が多くいらっしゃいます。
インターネットで不動産価格の推移を見ても、実際に“石川県では今どう動いているのか”がわかりにくいものです。
しかし、不動産市場は常に変化しており、情報を知らないまま「様子見」を続けると、思わぬ損をしてしまうこともあります。特に近年は金利や税制、人口動態の影響で価格動向に地域差が大きく出ています。
そこで今回は、2025年9月時点の石川県を中心とした中部圏の不動産価格の推移をデータで解説します。
中古マンション・中古戸建・土地の成約件数や在庫数、平均価格などを前月比・前年比で詳しく読み解き、「今が売りどきかどうか」を見極めるヒントをお伝えします。
この記事を読むことで、不動産価格の動きを正しく理解し、自分にとって最適な売却タイミングを判断できるようになります。
「なんとなく不安」だった気持ちが整理され、後悔のない一歩を踏み出すための確かな判断軸が手に入るはずです。
この記事はこんな方におすすめ！
- 不動産価格の最新の推移を知りたい方
- 固定資産税や管理負担を減らしたいと考えている方
- ネットで調べても情報が断片的で、信頼できるデータに基づいた解説を探している方
- 将来の相続や老後資金も含めて、ライフプランに合った売却判断を考えたい方
この記事を読むメリット！
- 石川県の不動産価格推移を客観的なデータで把握できる
- 「上昇しているのか、下落しているのか」という相場感が整理される
- 「今売るべきか、待つべきか」を判断するヒントが得られる
- 市場の動きを知ることで、家族と話し合いやすくなる
この記事を通じて、市場の「今」を正しく理解することで、迷いを整理し、後悔しない売却判断へ踏み出す自信を持てるようにしましょう。
執筆者紹介
はじめまして、イシトチ不動産代表の小川です^^ 不動産と建築に関わって15年以上になります。事業を始めるきっかけは親族や知人から不動産や相続の相談を受けることでした。 「相談してよかった」と喜ばれるうちに、この安心をもっと多くの方に届けたいと思うようになり、本格的にスタート。この記事も「何から始めたらいいかわからない」そんな不安を感じている方にとって、少しでもヒントになればと思い執筆しています。
最新のデータをご覧になりたい方へ
最新の【不動産価格指数】や【中部レインズの取引動向】をご覧になりたい方は、以下のリンクからどうぞ。
不動産価格はなぜ変動するのか？
不動産の価格は、日々のニュースや経済状況に左右されながら常に変動しています。
なぜ「同じ物件」でも時期や地域によって価格が異なるのでしょうか？
その背景には、いくつかの重要な要素が影響しています。
需給バランスによる価格変動
もっとも基本的な要因は「需給バランス」です。
買いたい人が多く売り物件が少なければ価格は上がり、反対に買い手が少なく売り物件が多いと価格は下がります。
特に人気エリアや新駅の開発などがある地域では、この需給の変化が大きく反映されやすくなります。
金利の影響
不動産購入ではローンを組む方が多く金利の上下は購入希望者の動きに直結します。
低金利のときは借入コストが下がるため需要が高まり、価格も上昇傾向に。
逆に金利が上がると月々の支払いが増え、購入を控える人が増えて価格が落ち着く傾向があります。
人口動向がもたらす変化
エリアの人口動向も重要です。
人口が増加している地域では住宅需要が高まるため、価格も上昇しやすくなります。
一方で、少子高齢化や転出超過が続く地域では、空き家が増え、価格の下落リスクが高まります。石川県でも一部の地域では顕著な傾向が見られます。
災害リスクと価格の関係
さらに、近年は自然災害が価格に与える影響も無視できません。
地震・水害などの被害を受けたエリアでは一時的に不動産の流通が停滞し、価格も下がるケースがあります。
一方で、安全性が見直される地域や耐震性能の高い物件には注目が集まることもあります。
このように、不動産価格の変動には複数の要因が絡んでおり、常に「最新の動き」を把握しておくことが重要です。
株式会社イシトチ不動産では、石川県の不動産売却を検討されている方向けに、毎月の価格推移データをわかりやすくまとめています。
「相場が上がっているのか、下がっているのか、よく分からない…」
そんな方でも、今の市場傾向がつかめるように、成約件数や価格の変化を図表とコメントで解説しています。
売るかどうかの判断に焦る必要はありません。 まずは、「今の状況を知ること」から始めてください。
中部レインズ 中部圏市場動向とは
2025年10月10日に中部圏市場動向が発表されました。
公益社団法人中部圏不動産流通機構のホームページで発表される「月例速報マーケットウォッチ」から石川県の中古戸建住宅及び中古マンション、土地（100～200 ㎡） の成約件数・新規登録件数・在庫件数および、平均成約価格・新規登録価格・在庫価格の最新動向を毎月紹介しています。
参照：公益社団法人中部圏不動産流通機構のホームページ「月例速報マーケットウォッチ」（20251010）
石川県 中古マンション〈2025年9月〉
成約・新規登録・在庫件数
- 成約件数 21件 前年比＋61.5％
- 新規登録件数 51件 前年比▲15.0％
- 在庫件数 216件 前年比▲14.6％
平均成約・新規登録・在庫価格
- 成約価格 2,433万円 前年比＋11.7％
- 新規登録価格 2,398万円 前年比＋44.0％
- 在庫価格 2,335万円 前年比＋18.9％
※グラフは、中部レインズ「月例速報 マーケットウォッチ」（2025年10月10日）をもとに、当社が独自に作成。
中古マンション市場の動向（石川県・2025年9月）
成約件数は21件 で、前月比 ＋200.0％、前年同月比 ＋61.5％ と大きく増加しました。8月は夏季の停滞で低調だった反動と能登地震からの景気回復段階もあり、9月は取引が戻った形です。買い手の動きが再び活発化しつつあることがうかがえます。
一方で、新規登録件数は 51件 と前年同期比 －15.0％、前月比 ＋24.4％。売却希望者は引き続き一定数いますが、前年同期比からやや現象傾向です。
在庫件数は 216件（前月比 ＋0.9％、前年同月比 －14.6％）で在庫件数は一定数あり順調な取引環境は続いています。
成約価格は 2,433万円（前月比 ＋2.3％、前年同月比 ＋11.7％）と上昇傾向。
また、新規登録価格（2,398万円／前年同期比＋44.0％）・在庫価格（2,335万円／前年同期比＋18.9％）も上昇しており、売主側の価格期待が強まっている印象です。
今後の対策
能登地震からの景気回復もあり石川県の市場ではやや強気な価格設定が続いている状態です。今のように景気が持ち直している局面では、「売れる価格帯を見極めて動くこと」が大切です。
「まだ急がなくてもいい」と思って先延ばしにすると、固定資産税や管理費の負担だけが積み重なってしまうため、「そろそろ整理しようかな」と思った時が、実は最も後悔の少ないタイミングかもしれません。
今、販売されている方はエリアや築年数によっては、価格調整をして、はやめに売却に動くのも良い状況かと思います。
イシトチ不動産では、数字だけでなく「その家にとって最適な売り方」まで一緒に考えます。お気軽にご相談ください。
石川県 中古戸建〈2025年9月〉
成約・新規登録・在庫件数
- 成約件数 39件 前年比▲18.8％
- 新規登録件数 164件 前年比＋9.3％
- 在庫件数 956件 前年比＋13.3％
平均成約・新規登録・在庫価格
- 成約価格 1,775万円 前年比▲3.1％
- 新規登録価格 1,879万円 前年比＋0.5％
- 在庫価格 1,914万円 前年比▲2.7％
※グラフは、中部レインズ「月例速報 マーケットウォッチ」（2025年10月10日）をもとに、当社が独自に作成。
中古戸建市場の動向（石川県・2025年9月）
成約件数は 39件 と、前月比 －15.2％、前年同月比 －18.8％ と減少しました。春夏の成約増（5〜8月）から一転して落ち着きを見せており、買い手の動きがやや落ち着いています。
新規登録件数は 164件（前月比 －10.4％、前年同月比 ＋9.3％）と先月から減少傾向です。 一方、在庫件数は 956件 と増加（前月比 ＋4.1％、前年同月比 ＋13.3％）。売却物件が増加し、「買い手優位の市場」に変わりつつある様子がうかがえます。
成約価格は 1,775万円（前月比 ＋11.9％、前年同月比 －3.1％）と前月から上昇しました。 一方で、新規登録価格（1,879万円／前月比 ＋4.7％、前年同月比 ＋0.5％）・在庫価格（1,914万円／前月比 －0.1％、前年同月比 －2.7％）でほぼ横ばい。
今後の対策
在庫が増えている今のような時期は、似た条件の物件が市場に多く出るため、「タイミングを逃すと埋もれてしまう」リスクが高まります。
景気回復を想定し価格が高めの物件も多い状況のため、買い手が慎重になっており、“適正価格での見直し”や“販売戦略の再検討”が求められる局面ともいえます。
今後は、実際の取引データや近隣販売物件の価格を参考にして冷静に販売価格の判断をし、無理のない販売戦略を立てることが重要です。
イシトチ不動産では、成約データや近隣相場をもとにした“適正価格”のご提案を行い、「焦らず、でも後悔しない売却」をサポートしています。
「まだ売るか決めていない」という段階でも構いません。市場を知ることが、最初の一歩です。お気軽にご相談ください。
石川県 土地〈2025年9月〉
成約・新規登録・在庫件数
- 成約件数 33件 前年比＋32.0％
- 新規登録件数 95件 前年比▲20.2％
- 在庫件数 886件 前年比▲2.9％
平均成約・新規登録・在庫価格
- 成約価格 1,242万円 前年比＋0.0％
- 新規登録価格 1,251万円 前年比＋20.9％
- 在庫価格 965万円 前年比▲0.5％
※グラフは、中部レインズ「月例速報 マーケットウォッチ」（2025年10月10日）をもとに、当社が独自に作成。
土地市場の動向（石川県・2025年9月）
成約件数は 33件 で、前月比 ＋50.0％、前年同月比 ＋32.0％ と大きく増加し、20件前後が続いた6～8月の取引停滞から一転しました。
また、新規登録件数は 95件（前年同月比 －20.2％、前月比 ＋9.2％）と1年前と比べ減少しました。在庫件数は 886件（前月比 ＋0.1％、前年同月比 －2.9％）でほぼ横ばい状態です。
成約価格は 1,242万円（前月比 －9.1％、前年同月比 ＋0.0％）と8月から引き続き上昇傾向にあり、新規登録価格（1,252万円／前月比 ＋17.9％、前年同月比 ＋20.9％）も高水準を維持しており、売主側の価格期待が強い状態です。一方で、在庫価格（965万円／前月比 ＋0.7％、前年同月比 －0.5％）は安定しており、「売り出し価格と実際の成約価格の差」が広がる可能性があります。
今後の対策
能登地震での落ち込みがあり、現在は成約価格が上昇しているタイミングでもあり、「売れる時期にどう動くか」が重要です。
土地は建物よりも維持費がかからないと思われがちですが、実際には固定資産税や草刈り・管理の負担が継続して発生します。 「そのうち売ろう」と思って先延ばしにすると、税金だけを払い続ける期間が長くなるケースも少なくありません。
売却を迷っている方こそ、まずは市場データを確認し、自分の土地の価値を把握しておくことが、後悔のない第一歩になります。
イシトチ不動産では、最新の取引データをもとに、「どのタイミングで・いくらで売るのが最適か」を丁寧にご提案いたします。「まだ売るか決めていない」という方も、ぜひお気軽にご相談ください。
売却判断で失敗しないポイント
不動産の売却は、人生の中でも大きな決断のひとつ。
特に「相続した実家」や「空き家になった家」を売る場合は、感情面や家族の意見も絡むため、判断を誤ると後悔につながりかねません。ここでは、売却判断で失敗しないための重要なポイントを解説します。
市場のタイミングを見極める
価格が高いタイミングで売りたいと思うのは当然ですが、常に上昇し続ける市場はありません。むしろ、価格のピークが過ぎていたり、周辺の成約事例とズレた価格設定をしてしまうと、「売れ残り」というリスクが高まります。
中部レインズのような市場データをもとに、客観的に今の状況を把握することが成功の第一歩です。
感情ではなく事実で判断する
「思い出が詰まっているから高く売りたい」「まだ使えるから急がない」という感情は誰にでもあるものですが、買主は冷静に立地や価格、条件で判断しています。
“今の家の価値” を客観的に見つめ直し、事実ベースで判断する姿勢が重要です。
売却後のライフプランまで視野に入れる
売却はゴールではなく、あくまで新しい生活や家族の未来につなげるための手段です。売却資金を老後資金に回すのか、次の住まいに充てるのか。将来の相続や税金まで含めた“トータルでのプランニング”が、後悔しない判断につながります。
専門家に早めに相談する
自己判断だけで動き出すと、「もっと早く相談しておけばよかった」と後悔するケースも少なくありません。
私たちイシトチ不動産では、不動産売却だけでなく、相続・税金・将来設計も含めたトータルサポートを行っています。気になることがあれば、まずはお気軽にご相談ください。
実際に相談された方の声を紹介します
不動産の売却は、相場を知ったからといってすぐに決断できるものではありません。
自分の判断が正しいか不安…
他の人はどうしてるの？
と迷うのは当然のことです。
そこで、実際にイシトチ不動産で売却された「リアルな声」を紹介しています。
同じように悩んでいた方が、どのように不安を乗り越えたのか？
きっと、あなたの状況に近い体験談が見つかるはずです。
相談前に絶対読んでおきたい
「お客様の声」は、
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まとめ
いかがだったでしょうか？
この記事では、2025年9月時点の最新データをもとに、石川県における中古マンション・戸建・土地の価格推移や成約件数の動きを解説しました。
不動産市場は月ごとに変化しており、「今が売りどきなのか」「もう少し待つべきなのか」を判断するには、こうしたリアルなデータを知ることが欠かせません。
ご自身で市場の動きを理解することで、焦らず・損をせず・納得のいく売却判断ができるようになります。
「まだ本格的に動くつもりはないけれど、そろそろ考えたい」という方も、今このタイミングで情報を知っておくことが、将来の安心につながります。
私たちイシトチ不動産は、そんな「はじめの一歩」を後押しするパートナーとして、これからも地域の不動産動向や相続・売却のポイントをわかりやすく、信頼できる形で発信していきます。
不動産に関するお悩みや疑問があれば、ぜひお気軽にご相談ください。
▼株式会社イシトチ不動産
所在地 石川県白山市石同新町170番地
代表者 小川 誠
免許番号 石川県知事免許（２）第４３１２号
所属団体名 (公社)全日本不動産協会
保証協会 (公社)不動産保証協会
公正取引協議会 不動産公正取引協議会
▼お客様との約束10カ条
１.身内を大切にする心を仕事に活かす。
２.全てのお客様に誠実に対応する。
３.正しい情報を伝える。
４.強引な売込みをしない。
５.信頼関係を深める。
６.無理な資金計画を押し付けない。
７.嘘はつかない。
８.謙虚な気持ちで仕事をする。
９.気遣いや役立ちたいと思う。
10.お客様の幸せを願う。
▼担当者紹介
もともと親族や知人の不動産や相続の相談を受けることが始まりで、「相談して良かった」と喜ばれるうちに、もっと多くの方に安心を届けたいと考え、事業として本格的にスタートしました。
身内や知人を大事にするように、お客様一人ひとりの状況を整理しながら不動産から相続相談まで、全ての手続きを丁寧にサポートするよう心がけて仕事をしています。
株式会社イシトチ不動産 小川
資格：宅地建物取引士／ファイナンシャルプランナー（AFP）／賃貸不動産経営管理士／競売不動産取扱主任者／相続手続カウンセラー／相続財産再鑑定士
対応エリア：金沢市、野々市市、白山市に不動産をお持ちの方
※上記以外の方は別途お問合せ下さい。
▼お客様の声
「実家を相続したけど、今住んでいるのは大分県。どう進めればいいか分からなくて」
「いくつかの不動産会社に問い合わせたけど…」
・土地が中途半端で売れないと言われた
・隣地と合わせろと言われた（でも隣地は赤の他人）
・そもそも返事すらこない会社もあった
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